秋山陽(あきやま・よう)氏 山口県生・昭和28年-
秋山氏は、陶土の表面を特殊な技法で焼き付け、表層を剥がし取り去ったり、
また剥がされたものを裏返し、切り取り、伸ばし、様々に再構築する
ことによって、焼き締められた陶土の真奥にある、生の力強さを独特の
方法で表現しており、現在国内外で活躍しています。
作品は大型インスタレーションがよく知られますが、Tシリーズという
40~50㎝ぐらいの比較的小さな作品も発表しています。
今回ご紹介する作品は、花生けに見立ててみました。 溶岩石のような荒々しい土の質感によって、草花の持つ、表面的な 美しさだけではない、アクのある生命感も見えて来るような気がします。
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