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泉田之也
Izumita Yukiya
b.1966
地元野田と久慈の混交土を用いた焼き締め作品でこれまで着実な制作を展開し続けている泉田之也(1966年生)は岩手県陸前高田市出身。1992年から小久慈焼(こくじやき、岩手県久慈市)七代目窯元の下嶽岳芳(しもだけ・がくほう)氏に学び、1995年から久慈に程近い野田村で創作活動を始める。造形を薄く重ね構成した積層のシリーズが特徴的だが、大型のオブジェ作品から生活陶器までを伝統的な穴窯を用いて制作、国内外で幅広く発表を続けている。積層のシリーズにおいて、折り紙のように層状に重なった形は、長い年月や時間の蓄積を想起させると同時に、その切断面でもあり、見るものに土が持つ記憶と素材への理解をより深化させているのである。
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