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服部真紀子
Hattori Makiko
b.1984
服部氏の作品は、手捻りで土台となるボディをつくりながら、並行してフリル状のヒダを付けていく手法により制作されている。淡々と無数に繰り返される手作業により、細やかに形作られたフリルの一片一片が作品の表面を隙間なく覆いつくし、大きな壺状の器形が持つ緩やかなアウトラインの美しさを際立たせている。白く、時にやや黄味を帯びた土の色は光と影を穏やかに映し出し、服部作品の持つ静謐な世界感を引き立てている。
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